「シマチョウって、皮から焼くの?それとも脂から?」
この議論、焼肉好きなら一度は交わしたことがあるはずです。
焼き方ひとつで、香ばしさも食感もまったく別物になるホルモン。
実は、どちらの面から焼くかで“理屈”がはっきり分かれているのです。
脂から焼く派の理由

まず、プロが最初に選ぶのは「脂から焼く」方法。
なぜかというと――脂はいくら焼いても硬くならないからです。
ホルモンの焼き方でよく聞くのが「脂を落とす」という言葉ですが、実はあれは大きな誤解。
内臓の脂肪は焼いたくらいでは落ちません。
もし脂が焼いて落ちるなら、ダイエットなんてもっと簡単ですよね。
脂は熱で溶けるのではなく、包丁で削ぎ取るしかないのです。

だからこそ、良い焼肉店ほど仕込みの段階で脂の量を調整します。
あらかじめ余分な脂を削ぎ、絶妙なバランスを残す。
この“脂の残し方”こそ、職人の腕の見せどころです。
焼きの実践:脂からじっくり、皮で締める
では実際の焼き方。
脂面を下にして焼き目がつくまで絶対にひっくり返さない。
他の肉のようにマメに返す必要はありません。
むしろホルモンだけは“動かさない”のが正解です。

脂がしっかり焼けたら、最後に皮面を下にして約1分。
これで表面はカリッ、中はぷりぷり。
通な人なら30秒ほどでも十分です。
この焼き方なら、中までしっかり加熱できて安全。
しかも水分を残し、旨味を逃がしません。
皮から焼く派が失敗しやすい理由
皮から焼くと表面が早く締まり、中の水分や脂が逃げ場を失って噴き出すことがあります。
焦げやすく、硬く仕上がるのもそのため。
見た目は香ばしくても、食感が損なわれることが多いのです。
ホルモンの魅力は「脂の旨味」と「皮の弾力」の共演。
どちらも活かすには、脂から始めるのが理にかなっています。
炭火で仕上げる理由

そして、やはり最終的な仕上がりを左右するのは火の種類。
炭火の遠赤外線は、ホルモンを外は香ばしく・中はふっくら蒸すように焼き上げます。
煙さえも香りとしてプラスに働くのが、炭火焼の魅力です。
黒5(くろご)について
ちなみに、東京・歌舞伎町と池袋に店舗を構える焼肉店「黒5」では、
ホルモンは脂を下にして焼き目がつくまで動かさず、
仕上げに皮面を1分焼くスタイルを徹底しています。
炭火の力を活かし、素材の旨味を最大限に引き出す。
それが“職人の焼き方”です。
ホルモンは“脂から焼いて皮で締める”。
たったそれだけで、食感も香りも別格になります。
焼肉上級者への第一歩は、実はこの一手から始まるのです。

「焼肉 黒5」は池袋で創業して以来、変わらぬ味とこだわりを守り続けています。
黒5の店舗紹介|池袋と歌舞伎町に展開

店名:焼肉 黒5 本店
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目46−3 シーマ100ビル 1F
最寄駅:JR池袋駅西口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:年中無休
店名:焼肉 黒5 池袋東口店
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目42−16 ニードビル 2F
最寄駅:JR池袋駅東口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:年中無休
店名:焼肉 黒5 歌舞伎町
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-4 三経ビル1F
最寄駅:西武新宿駅 徒歩5分/新宿三丁目駅 徒歩7分
営業時間:18:00~翌5:00(L.O.4:00)
定休日:年中無休
公式Instagram:@kuro5yakiniku

