お肉の部位

カルビとハラミの違い

「カルビ派?ハラミ派?」焼肉屋で迷わないための基礎知識

「とりあえず、カルビとハラミ、どっちにする?」
焼肉店でメニューを開いたとき、最初の一皿目でこんな会話をしたことはありませんか?

焼肉の王様「カルビ」と、近年主役級の人気を誇る「ハラミ」。
どちらもご飯が進む最高のお肉ですが、この二つの決定的な違いを「パッ」と言葉にできる人は、意外と少ないかもしれません。

「なんとなく脂っこいのがカルビで、あっさりしているのがハラミ?」
「ハラミの方がヘルシーだって聞いたことがあるけど…」

実はこの二つ、味や脂の量だけでなく、そもそも「お肉としてのジャンル」がまったく違うのです。
今回は、知れば焼肉がもっと美味しくなる「ハラミ」と「牛バラ(一般的にカルビと呼ばれる部位)」の違いについて、焼肉のプロの視点からわかりやすく解説します。

【違いその1】部位の正体|実は「肉」と「内臓」という大きな壁がある

見た目はどちらも赤いお肉。しかし、肉屋や専門家の分類では、この二つは明確に区別されています。

牛バラ(カルビ)は「お肉」

一般的に「カルビ」として提供される牛バラ肉は、牛のお腹周りのお肉(肋骨周辺の筋肉)です。
「アバラ」のお肉だから「バラ」。分類上は、ロースやモモと同じく正真正銘の「精肉(正肉)」にあたります。
体を守る筋肉なので脂肪がつきやすく、こってりとした脂の旨味が特徴です。

ハラミは「内臓(ホルモン)」

一方でハラミは、牛の横隔膜(おうかくまく)にある筋肉です。
横隔膜は、呼吸をするたびに動く場所。分類上はレバーやシマチョウと同じ「内臓肉(ホルモン)」に含まれます。

「えっ、ハラミってホルモンなの!?」と驚かれる方も多いのですが、そうなんです。
見た目が赤身肉にそっくりで、味にもクセがないため「お肉」として扱われていますが、実は内臓由来の筋肉。
ハラミ独特の「繊維がほどけるような食感」や「濃い旨味」は、呼吸のために絶えず動き続けている筋肉だからこそ生まれる特徴なのです。

【違いその2】味と食感|「脂の甘み」か「肉の旨味」か

生まれが違えば、当然味わいも違います。
それぞれの個性を知っておくと、その日の気分に合わせたオーダーができるようになりますよ。

牛バラ(カルビ)の魅力:脂の爆発力

牛バラの魅力は、なんといっても「脂の甘み」です。
サシ(霜降り)が入りやすいため、火を通すと脂が溶け出し、口の中でジュワッと広がります。
タレとの相性が抜群で、「焼肉を食べた!」という強烈な満足感を与えてくれるのがこの部位。
白ご飯をかっこみたい時や、ガツンとしたパンチが欲しい時には最高のパートナーです。

ハラミの魅力:ほどける食感と肉の味

対するハラミの魅力は、「旨味の濃さ」と「食感の良さ」です。
牛バラのようなこってりした脂身は少なめですが、適度なサシが入っており、決してパサパサしません。
最大の特徴は、繊維が粗く柔らかいこと。噛むとホロホロと繊維がほどけ、肉そのものの濃い味が溢れ出してきます。
「脂っこいのは少し苦手だけど、お肉のジューシーさは欲しい」という大人のワガママを叶えてくれるのがハラミなのです。

【違いその3】カロリーの真実|ハラミは本当にヘルシーなのか?

よく「ダイエット中だからカルビはやめてハラミにしておこう」という声を聞きます。
ハラミはヘルシーなイメージが強いですが、実際のところはどうなのでしょうか?

結論から言うと、「カロリー自体には、そこまで劇的な差はない」というのが真実です。
輸入牛や和牛などの種類にもよりますが、100gあたりのカロリーで比較すると、ハラミも意外と脂質を含んでいるため、鶏むね肉のような低カロリー食材ではありません。

ただし、「脂の質」が少し違います。
牛バラ(カルビ)の脂は溶けやすく濃厚で、量も多め。対してハラミの脂は筋肉の間に入り込んでおり、焼くことで適度に落ちやすい性質があります。
また、ハラミは味が濃厚なので、少量でも満足感を得やすいというメリットも。
「数値上のカロリー」だけを見るのではなく、「もたれにくさ」という意味では、ハラミの方が体に優しいと感じる方が多いのも事実です。

プロが教える!それぞれの美味しい焼き方

部位の特徴が違えば、美味しい焼き方も変わります。
網の上でお肉を育てるとき、少しだけ以下のポイントを意識してみてください。

牛バラ(カルビ)は「脂を落として香ばしく」

脂の多い牛バラは、焼きすぎると脂が落ちて炎が上がり(ファイヤー状態)、煤(すす)がついて味が落ちてしまいます。
ポイントは、余分な脂を落としつつ、表面をカリッと香ばしく焼くこと。
中まで火を通しすぎず、脂が透明になって表面に照りが出たタイミングが食べごろです。

ハラミは「じっくり焼いて繊維をほぐす」

ハラミは、レアすぎると独特の生っぽさが残ることがあります。
おすすめは、表面をしっかり焼き固めたあと、転がすようにじっくり中まで火を通すこと。
肉の内部温度が上がると、コラーゲン繊維が緩んで驚くほど柔らかくなります。
焦がさないように何度もひっくり返しながら、愛でるように焼いてあげてください。

黒5のこだわり|「だからウチは、カルビにバラを使いません」

さて、ここまで一般的な「牛バラ(カルビ)」と「ハラミ」のお話をしてきました。
最後に少しだけ、私たち「焼肉 黒5(くろご)」のこだわりの話をさせてください。

一般的に焼肉屋さんで「カルビ」を注文すると、今回解説した「牛バラ」が出てくることがほとんどです。
しかし、黒5のメニューにある「カルビ」は、牛バラではありません。

実は黒5では、カルビとして「リブロース」を使用しています。

なぜバラではなくリブロースなのか?

創業当時、私たちは考えました。
「和牛のバラ肉は、確かに美味しいけれど、脂が強すぎて枚数が食べられないのではないか?」
「もっと最後まで美味しく、胃もたれせずに焼肉を楽しんでほしい」

そこで選んだのが、バラ肉よりも上品で、赤身と脂のバランスが完璧な高級部位「リブロース」です。
黒5のカルビは、とろけるような脂の甘みがありながら、後味は驚くほど軽やか。
「カルビは重いから卒業した」というお客様が、「ここのカルビならいくらでも食べられる!」と笑顔になってくださるのが、私たちの何よりの自慢です。

ハラミへの異常な愛情

そしてハラミ。
黒5では、仕入れが非常に難しい「黒毛和牛のハラミ」も扱っています(数量限定)。
厚切りにカットし、スタッフがお客様の目の前で最高の状態に焼き上げる「フルアテンド」スタイル。
炭火の遠赤外線でじっくり、何度もひっくり返して仕上げたハラミは、噛んだ瞬間に肉汁のジュースが溢れ出します。

「牛バラとの違い」なんて考える隙もないほど、口の中が幸せで満たされる体験。
ぜひ一度、池袋や歌舞伎町のお店で味わってみてください。


焼肉黒5」は新宿歌舞伎町と池袋西口と池袋東口に店舗を構える焼肉店です。2008年の創業以来、和牛の質、炭火焼き、そしてスタッフが全て焼き上げるスタイルにこだわり、池袋の“カジュアル和牛焼肉”の先駆けとして支持されています。

黒5の店舗紹介|池袋と歌舞伎町に展開

店名焼肉 黒5 本店
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目46−3 シーマ100ビル 1F
最寄駅:JR池袋駅西口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:年中無休

店名焼肉 黒5 池袋東口店
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目42−16 ニードビル 2F
最寄駅:JR池袋駅東口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:年中無休

店名焼肉 黒5 歌舞伎町
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-4 三経ビル1F
最寄駅:西武新宿駅 徒歩5分/新宿三丁目駅 徒歩7分
営業時間:18:00~翌5:00(L.O.4:00)
定休日:年中無休

公式Instagram@kuro5yakiniku

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