健康や美容に感度の高い方たちの間で、「飲む美容液」や「天然のサプリメント」としてすっかり定着したボーンブロス。牛や鶏、豚などの骨付き肉やガラを長時間煮込むことで、骨や軟骨に含まれるコラーゲン、ゼラチン、アミノ酸、そしてカルシウムやマグネシウムといった豊富なミネラルがスープに溶け出します。

腸内環境を優しく整え、肌や髪に潤いを与えてくれるなど、毎日の食事に取り入れることで身体の内側から元気になれると多くの注目を集めています。海外のセレブやトップアスリートたちが、日々のパフォーマンス維持やリカバリーのためにこぞって取り入れていることでも話題になりましたね。しかし、この素晴らしいボーンブロスをいざ自宅で作ろうとしたとき、最大の壁となるのが「煮込み時間の長さ」です。
本来、骨の髄からしっかりと栄養と旨味を抽出するには、コトコトと弱火で十数時間、長いときには24時間以上も火にかけ続ける必要があります。忙しい現代人にとって、ガスコンロの前に一日中立ち続けるのは現実的ではありませんし、光熱費も気になるところです。

そこで大活躍するのが「圧力鍋」です。圧力鍋を使えば、十数時間かかる煮込み時間をわずか数時間に短縮しつつ、骨の芯から濃厚な旨味を引き出すことが可能です。今回は、圧力鍋を使った本格的なボーンブロスの作り方と、絶対に失敗しないためのコツ、そして私たち焼肉店のプロが現場で活用している「圧力鍋の秘密」、さらには手作りが難しいときのお助けアイテムまで、余すところなくお伝えします。
Contents
なぜ圧力鍋がボーンブロス作りに最適なのか?3つのメリット
家庭に一つあると重宝する圧力鍋ですが、実はボーンブロス作りにおいて、これほど理にかなった調理器具はありません。まずは、圧力鍋を使うメリットを科学的な視点も少し交えながら見ていきましょう。
1. 圧倒的な時短効果と効率の良さ

通常の鍋で牛骨や鶏ガラを煮込む場合、骨の髄まで火を通し、硬い組織からゼラチン質を溶かし出すには最低でも半日(12時間)はかかります。しかし、密閉して内部の圧力を高める圧力鍋なら、沸点が110℃〜120℃まで上昇するため、食材に熱が伝わるスピードが劇的に上がります。圧力鍋の種類にもよりますが、高圧で1時間〜2時間ほど加圧するだけで、通常の鍋で十数時間煮込んだのと同じくらい、骨がホロホロになり、濃厚な出汁が取れるのです。週末のちょっとした空き時間で作れてしまう手軽さは、最大の魅力です。
2. 高温高圧で骨の髄まで栄養を絞り出す

ボーンブロスの主役は、骨の中に隠されている「髄液(ボーンマロウ)」や、関節部分の軟骨(コラーゲン)です。これらは非常に強固な組織で守られていますが、圧力鍋の高温・高圧の環境下では、硬い骨の組織が緩みやすくなります。結果として、普通に煮込むよりも効率的に、アミノ酸やミネラルといった栄養素をスープの液体側に移行させることができると考えられています。出来上がったスープを冷蔵庫で冷やしたとき、プルンプルンのゼリー状に固まれば、それは良質なゼラチン質がたっぷり溶け出している何よりの証拠です。
3. 光熱費の節約と火の番からの解放
何時間もコンロの火をつけっぱなしにするのは、ガス代や電気代の負担が大きくなるだけでなく、火事の心配もあり、なかなか鍋のそばから離れられません。圧力鍋であれば、一度圧力がかかった後は弱火で一定時間保つだけ。さらに最近人気の「電気圧力鍋」を使用すれば、材料を入れてスイッチを押すだけで火の番さえ不要になります。安心・安全に、そして経済的に続けられる点も、日常的にボーンブロスを取り入れるための重要なポイントと言えるでしょう。
自宅で実践!圧力鍋を使った基本の牛骨ボーンブロスレシピ
それでは、実際に圧力鍋を使ってご家庭で作るボーンブロスのレシピをご紹介します。今回は、深いコクと甘みが特徴で、栄養価もひときわ高い「牛骨(または牛テールなど骨付き肉)」を使った作り方です。
用意する材料

- 牛骨、または牛テールなどの骨付き肉:約1kg(精肉店や大きめのスーパーで手に入ります)
- 玉ねぎ:1〜2個(皮付きのままでもOK)
- 長ネギの青い部分:1〜2本分
- セロリ:1本(葉も一緒に)
- にんじん:1本
- にんにく:2〜3片
- 生姜:薄切り数枚
- 水:圧力鍋の規定量まで(骨がしっかり浸かる程度)
- リンゴ酢、または黒酢:大さじ1(※骨からミネラルを引き出すための隠し味)
- 塩:少々(仕上げの味調整用)
作り方のステップ

- 血抜きと下茹で(最も重要!):骨の臭みを取るため、まずは大きめの鍋(圧力鍋ではない普通の鍋)にたっぷりのお湯を沸かし、骨を入れて強火で10〜15分ほど茹でます。アクや血合いがドバッと出てくるので、お湯をすべて捨てて骨を流水で丁寧に洗います。この「血抜き」と「アク取り」のひと手間で、スープの仕上がりが驚くほどクリアで上品な味わいになります。
- 野菜の準備:玉ねぎ、にんじん、セロリなどの香味野菜を大きめにカットします。野菜の皮やヘタにもファイトケミカルなどの豊富な栄養が含まれているため、よく洗って皮ごと使うのがおすすめです。
- 圧力鍋にセットする:きれいに洗った骨と、カットした香味野菜、にんにく、生姜を圧力鍋に入れます。そこに水を規定量(鍋の7分目や8分目のラインを超えないように注意してください)まで注ぎます。
- お酢を加える:ここで、お酢(リンゴ酢など)を大さじ1杯加えます。酸性の成分が、硬い骨からカルシウムやマグネシウムなどのミネラルをスープへ溶け出しやすくしてくれます。酸味は長時間の加熱によって飛んでしまうので、仕上がりの味には影響しません。
- 加圧して煮込む:圧力鍋のフタをしっかり閉め、強火にかけます。圧力がかかってピンが上がったら(または蒸気が出始めたら)、ごく弱火にして【約1時間〜1時間半】加圧します。
- 自然冷却と濾す作業:加圧時間が終わったら火を止め、圧力が完全に下がるまで自然に放置します。フタを開けると、黄金色(または白濁した)の濃厚なスープと、クタクタになった野菜、ホロホロのお肉が現れます。目の細かいザルやキッチンペーパーを使ってスープを濾し、清潔な保存容器に移せば完成です。
さらに美味しく仕上げる!プロの視点から見た3つのコツ
基本的な作り方に加えて、さらに一段上の美味しいボーンブロスに仕上げるためのコツをいくつかお伝えします。焼肉屋の厨房でも実践しているテクニックの応用です。
コツ1:骨は一度「オーブンで焼く」と香ばしさが倍増する

下茹でする前に、牛骨を200℃のオーブンで30〜40分ほどこんがりとローストしてみてください。骨の表面や付着している肉がメイラード反応を起こし、スープに深いコクと香ばしさが生まれます。一流のフレンチレストランでフォン(出汁)をとる際にも使われる本格的な技法で、臭みも消えて一石二鳥です。
コツ2:完成後に「表面の脂」をしっかり取り除く
完成したばかりの熱いスープには、骨髄や肉から出た脂が大量に浮いています。これをそのまま飲むと胃もたれの原因になることがあるため、一度スープを冷蔵庫でひと晩冷やしてください。翌朝になると、スープはゼリー状に固まり、一番上に真っ白な脂の層(ラードやヘット)がカチカチに固まって浮いています。この白い脂をスプーンで丁寧に取り除くことで、旨味は濃厚なのにスッキリとして毎日でも飲みやすい、極上のクリアなスープに仕上がります。
コツ3:味付けは飲む直前に「塩」だけでシンプルに
ボーンブロスは「出汁」そのものです。保存する段階では塩分を入れず、無塩のまま冷蔵・冷凍保存するのが基本です。飲む際に、小鍋や電子レンジで温め直し、天然の海塩や岩塩をひとつまみだけ加えてください。良質なアミノ酸の甘みと塩味が結びつき、驚くほど体に染み渡る味わいになります。お好みでブラックペッパーやネギを散らすのも良いでしょう。
完成したボーンブロスの日常的な活用法
せっかく作った手作りのボーンブロス。そのままスープとして飲むだけでなく、日々の料理のベースとして活用することで、家族全員の健康サポートに役立ちます。

- 朝の目覚めの一杯として:コーヒーやお茶の代わりに、温かいボーンブロスをマグカップでゆっくりと飲みます。胃腸を優しく温め、良質なアミノ酸がスッと体に吸収される感覚は、一度体験すると癖になる心地よさです。
- カレーやシチューのベース出汁に:お水の代わりにボーンブロスを使ってカレーや煮込み料理を作ってみてください。ルーを減らしても十分なコクが出て、まるでお店のような奥深い味わいに仕上がります。
- お味噌汁やスープの隠し味に:和食にも意外とマッチします。少しのボーンブロスをお味噌汁の出汁に加えるだけで、旨味の層が厚くなり、野菜の甘みがグッと引き立ちます。
- 麺類のスープとして:うどんやラーメン、お鍋のベースにも最適です。動物性の深いコクが、麺や具材の美味しさを何倍にも引き上げてくれます。
プロの世界でも大活躍!焼肉店と「圧力寸胴鍋」の物語
ここまでご家庭の圧力鍋での作り方をお話ししてきましたが、実は私たちが日々厨房に立っているプロの焼肉業界においても、「圧力鍋」はスープ作りに革命をもたらした存在なのです。

焼肉 黒5では、創業当初からスープ作りに並々ならぬ情熱を注いできました。牛のゲンコツ(大腿骨)を強火でコトコトと長時間炊き続け、骨の髄からコラーゲンを溶かし出した真っ白な「コムタンスープ」。これはまさに黒5の魂とも言える一杯です。
しかし、普通の寸胴鍋で骨の髄を完全に溶かし出し、あの純白でクリーミーなスープを作るには、つきっきりで火の番をし、お湯を足し、浮いてくるアクを取りながら16時間以上も炊き続けなければなりませんでした。深夜営業を終えたスタッフが、体力的な限界と戦いながら火の番を続けるのは本当に過酷な作業でした。

そんな私たちのスープ作りを劇的に変えたのが、「業務用圧力寸胴鍋」との出会いでした。
この巨大な圧力鍋を厨房に導入したことで、今まで十数時間かかっていた仕込み時間が、なんと数時間に短縮されました。しかも、ただ時間が短くなっただけではありません。完全に密閉された高温高圧の状態で一気に炊き上げるため、普通の寸胴鍋では抽出できなかった骨の髄の奥の奥まで旨味が溶け出し、スープの濃度とコラーゲン量が飛躍的に向上したのです。
ゲンコツの骨が、圧力鍋を開ける頃には指でつまめばホロっと崩れるほどに砕け散っています。骨の中に詰まった「旨味」も「栄養」も、一滴残らずこの白いスープに溶け込んでいる。私たちのコムタンスープ、そしてそれをベースにした大人気の「担々麺」や「ユッケジャン」の深いコクは、この圧力寸胴鍋という相棒なしには語れません。
「やっぱり作るのは大変…」そんな時はプロの味を自宅で!
ここまで圧力鍋を使ったボーンブロスの作り方をご紹介してきましたが、「いくら時短になるとはいえ、骨の仕入れや下処理、脂取りの手間を考えると毎日は作れない…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。忙しい日々の中で、手作りをずっと継続するのは本当に大変なことですよね。

そんな「手軽に本格的なボーンブロスを日常に取り入れたい」というお声にお応えして、私たちが厨房で炊き上げているあの味を、ご自宅でそのまま楽しめるように商品化しました。それが、国産牛骨と鶏もみじを限界まで搾り出した濃厚ボーンブロス「Rich Soup(リッチスープ)」です。
常温保存OK!袋を開けるだけで極上のスープ体験
「Rich Soup」は、焼肉店のプロが扱う業務用圧力寸胴鍋で骨の髄からコラーゲンやアミノ酸を抽出し、旨味と栄養素をギュッと閉じ込めたレトルトタイプのスープです。保存料などの余計なものは一切入れず、店舗でお出ししている「本物」のクオリティをそのままパウチに詰め込みました。
- 常温保存が可能:冷蔵庫や冷凍庫のスペースを圧迫せず、キッチンにストックしておけるので非常に便利です。
- 大容量の750g:そのままスープとして飲むのはもちろん、お鍋のベースやスープカレー、リゾットの出汁としてもたっぷり使える大満足のボリュームです。
- 手軽な栄養補給:温めるだけで、良質なタンパク質や美容に嬉しい成分を手軽にチャージできます。朝の忙しい時間帯でもサッと用意できるのが強みです。

現在は楽天市場などのオンラインショップでお取り寄せが可能です。「今日はちょっと疲れたな」「お肌の乾燥が気になる」「家族の健康のために美味しいお鍋を作りたい」という時に、温めるだけで心と体に沁み渡るプロの味を、ぜひご家庭でも手軽に体験してみてください。
まとめ|自家製もプロの味も、ボーンブロスで毎日を健やかに
圧力鍋の魔法を使えば、手間も時間もかかるボーンブロスが、ご家庭でも驚くほど手軽に、そして濃厚に作れることがお分かりいただけたかと思います。

週末にまとめて仕込んで自家製スープの味を深めるのも良し、忙しい平日はストックしておいた「Rich Soup」でサッとプロの味を頼るのも良し。無理のない範囲でボーンブロスを日々の生活に取り入れることが、身体の内側からの健康と美容を保つ秘訣です。乾燥肌が気になる季節や、胃腸の疲れを感じるとき、ぜひ温かいスープで自分自身を労わってあげてください。
そして、「プロが圧力寸胴鍋で極限まで炊き出した、あの濃厚な白いスープをお店でも味わってみたい」と感じたときは、ぜひ焼肉 黒5へ足を運んでみてください。最高品質の和牛の焼肉とともに、骨の髄まで旨味を引き出した極上のスープをご用意して、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
黒5で極上のお肉とスープ体験を

焼肉 黒5(くろご)では、厳選されたA5ランクの黒毛和牛をはじめ、スタッフがお客様の目の前で一番美味しい状態に焼き上げる「フルアテンド(焼き奉行)スタイル」を採用しています。備長炭の香ばしい香りを纏った極上のお肉を堪能した後は、厨房の圧力寸胴鍋で長時間炊き出した濃厚な「コムタンスープ」や、旨辛の「ユッケジャン」、〆の絶品「担々麺」をぜひお召し上がりください。焼肉の余韻を完璧に締めくくる、心に沁みる一杯をお約束します。
店名:焼肉 黒5 本店
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目46−3 シーマ100ビル 1F
最寄駅:JR池袋駅西口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:年中無休
店名:焼肉 黒5 池袋東口店
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目42−16 ニードビル 2F
最寄駅:JR池袋駅東口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:年中無休
店名:焼肉 黒5 歌舞伎町
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-4 三経ビル1F
最寄駅:西武新宿駅 徒歩5分/新宿三丁目駅 徒歩7分
営業時間:18:00~翌5:00(L.O.4:00)
定休日:年中無休

