焼肉の中でも、ひそかにファンが多い「上ミノ」。
食感の楽しさ、噛めば噛むほど広がる旨み…一度ハマったらやめられない部位です。
でも実は、「ミノ＝硬い」というイメージをお持ちの方も多いのでは？
その通り。正直に言えば、ミノはとても筋肉質な部位。
しっかりした下処理と焼きの技術がなければ、噛みきれずに疲れてしまうことすらあります。
そこで今回は、焼肉 黒5の「上ミノ」に対するこだわりと、美味しさの秘密をご紹介しましょう。
これを知れば、きっと黒5で上ミノを食べたくなるはずです。
牛は反芻動物。胃袋が4つあること、ご存知でしたか？
まずは基本の知識から。
牛は「反芻（はんすう）動物」。つまり、一度飲み込んだエサを再び口に戻して咀嚼（そしゃく）し直す動物です。
このため、胃袋が4つあります。
それぞれの役割は以下の通り：
- 第1胃（ミノ）
- 第2胃（ハチノス）
- 第3胃（センマイ）
- 第4胃（ギアラ）
今回の主役は第1胃＝ミノ。
エサを溜め込み、反芻のはじまりとなる部位です。
ミノは反芻運動で鍛えられた“筋肉質”な部位
牛は毎日、何度も何度も反芻運動を行います。
そのため、ミノは非常に筋肉質。動きが活発な部位なので、そのままだと非常に硬いのが特徴です。
焼肉店で扱うホルモンの中でも、ミノは調理技術が大きく味を左右する部位。
下処理や包丁の入れ方ひとつで、「これは別物！」と思えるほどの差が出るんですね。
だからこそ、黒5ではこの“仕込み”に徹底的にこだわっているのです。
仕込みが命。黒5ならではの包丁の入れ方とは？
ミノの最大の魅力は、コリコリとした食感と噛むほどににじみ出る旨み。
でもそのためには、いかに筋繊維をうまく断ち切り、食べやすくするかがポイント。
包丁の入れ方に「店の個性」が出る
実は、ミノへの包丁の入れ方はお店ごとにかなり違います。
隠し包丁を入れる方向、深さ、角度…これによって食感が大きく変わります。
黒5でも試行錯誤を重ねてきました。
黒5の進化した仕込み法
以前は「裏表に隠し包丁」を入れる手法を採用していました。
これはスタンダードな方法で、多くの焼肉店でも取り入れられている技術です。
しかし黒5ではさらに食感と旨みを高めるため、「観音開き」の方法に変更。
- まずミノを一度観音開きにカット
- その状態で、繊維を断つように丁寧に切り目を入れる
これによって、ミノ特有の旨みがダイレクトに感じられ、さらに柔らかさもアップしました。
しかも、噛んだときに嫌な「筋感」が残りにくいという利点もあります。
この“黒5流観音開きミノ”は、一度食べていただければ違いが分かるはず。
焼き方の極意：“ミノが焼かれていることに気づかせない”火入れ
さあ、仕込みが終わったら次は焼き方。
実はここでも、黒5のこだわりが光ります。
硬くならないための“そっとした火入れ”
ミノは火が入りすぎると一気に硬くなります。
だからこそ、「焼いていることにミノが気づかないように」が鉄則。
どういうことかというと——
- 何度もひっくり返しながら焼く
- 強火で一気に焼き締めない
- じんわりとそっと熱を通していく
この「そっと熱を入れる」という技が、柔らかさと旨みを両立する鍵。
熟練スタッフが絶妙な焼き加減を実現
黒5ではこの火入れができる熟練スタッフが焼き上げて提供しています。
お客様が自分で焼いて硬くしてしまうリスクをなくすために、ベストな状態でお出ししているのです。
だからこそ、「今まで食べたミノとは違う！」というお声も多くいただいています。
上ミノのおすすめの食べ方
焼き上がった上ミノ。
さて、どんな食べ方が一番美味しいのか？
黒5では、2通りの楽しみ方をおすすめしています。
① ごま油を効かせた塩味＋レモン
まずはシンプルに塩味。
そこにごま油をほんのり効かせ、レモンで食べると…
ミノ本来の旨みと香ばしさが口いっぱいに広がる
素材の良さ、仕込みの良さが際立つ食べ方です。
② 秘伝の味噌ダレでコク深く
もうひとつのおすすめは黒5特製・秘伝の味噌ダレ。
しっかりとしたコクがミノの旨みに絶妙にマッチします。
ご飯が進むのはもちろん、ビールやハイボール、マッコリとの相性も抜群。
どちらも甲乙つけがたい美味しさなので、ぜひ両方お試しいただきたいところです。
まとめ｜黒5の極上「上ミノ」をぜひ体験してみてください
いかがでしたか？
「上ミノ＝硬い」というイメージが少し変わったのではないでしょうか。
- 牛の4つの胃袋の1つで、筋肉質な部位
- 下処理と包丁の入れ方が美味しさを左右
- 焼き方でも柔らかさが決まる
- 黒5では観音開き＋熟練の火入れで極上の食感を実現
ぜひ一度、黒5の極上上ミノをご体験ください。
「これが本当にミノ？」と驚かれること間違いなしです。
焼肉 黒5｜店舗情報
店名：焼肉 黒5 歌舞伎町
住所：東京都新宿区歌舞伎町2-21-4 三経ビル1F
最寄駅：西武新宿駅 徒歩5分／新宿三丁目駅 徒歩7分
営業時間：18:00～翌5:00（L.O.4:00）
定休日：年中無休
公式Instagram：@kuro5yakiniku
ぜひご予約のうえ、ご来店をお待ちしております！
