池袋の焼肉文化は、戦後の混沌から始まり、高級焼肉から町焼肉、新世代焼肉まで多様なスタイルが共存しながら発展してきました。現在では全国でも屈指の焼肉激戦区と呼ばれるエリアへと進化しています。
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戦後〜昭和:焼肉文化の土台が築かれた時代

戦後の池袋は闇市を中心に急速に発展し、労働者や学生、商人が混ざり合う雑多な街として成長しました。この時期に安価で栄養価の高いホルモン焼きが支持され、池袋に大衆焼肉文化が根づいていきました。
1970〜90年代:叙々苑と町焼肉が共存し、文化が成熟


昭和後期から平成にかけて、清江苑、東峯苑、昌久園(2009年ごろに閉店)といった町焼肉店が登場し、濃いタレ、無煙ロースター、ホルモン中心のスタイルで人気を確立しました。
焼肉 東峯苑
050-5869-5938
東京都豊島区池袋1-7-13 大野ビル1F
清江苑 池袋西口本店
03-3983-1735
東京都豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館 1F

1990年代後半には、東口に叙々苑、西口に叙々苑遊味亭(閉店済)が進出し、池袋の焼肉文化に「高級焼肉」という新たな価値が加わりました。こうして高級焼肉と町焼肉が共存する、全国的にも珍しい焼肉エリアが形成されていきます。
叙々苑 池袋サンシャイン通り店
050-5595-3778
東京都豊島区東池袋1-15-2 音羽ビル 4F
2000年代前半:あもんが登場し、“こだわり和牛焼肉”が脚光を浴びる

2000年代に入ると、本格的でマニアックな和牛焼肉として「あもん」が注目されました。素材やカットに強いこだわりを持つこのスタイルは、池袋に新しい焼肉の層を生み出し、高級焼肉・町焼肉に続く第三のレイヤーとして存在感を示しました。
炭火焼肉 あもん
050-5456-4917
東京都豊島区池袋2-69-1 新井ビル 1F
2008年:黒5の登場で“カジュアル和牛焼肉”が誕生

あもんの登場後、2008年に黒5がオープンし、池袋の焼肉文化に革命を起こします。当時、町焼肉の和牛カルビは1500円前後が相場でしたが、黒5は本物の和牛カルビを800円で提供し、大きな衝撃を与えました。
黒5は備長炭主体の炭火焼肉、町焼肉の価格帯、高級店レベルの和牛クオリティ、そしてスタッフが全て焼き上げるスタイルを組み合わせ、池袋に“カジュアル和牛”という新ジャンルを確立しました。
焼肉 黒5 本店
050-5596-5274
東京都豊島区池袋2-46-3 シーマ100ビル 1F
2010年代:若手オーナーが牽引する“新世代焼肉”の波
黒5が和牛の大衆化を進めた後、2010年代には老舗焼肉店でしっかり修行を積んだ実力派の若手オーナーたちが、自身の経験とセンスを活かした焼肉店を次々にオープンしました。

これらの店は独自の肉の扱い方や提供スタイルを持ち込み、池袋の焼肉文化はさらに個性と多様性を増していきました。
味道苑 池袋店
050-5868-7735
東京都豊島区池袋2-35-1 中尾ビル 1F

焼肉 いたみ
050-5869-2740
東京都豊島区池袋2-5-8 韓国会館 1F
2020年代:池袋は“ラーメンの街”から“焼肉激戦区”へ変貌
かつて池袋はラーメン激戦区として知られていましたが、2020年以降は焼肉店の勢いが圧倒的に増し、街の印象が大きく変化しました。
高級焼肉、老舗町焼肉、若手オーナー焼肉、都心の有名高級店、食べ放題、大衆焼肉など、多様なスタイルが一気に揃い、池袋は“焼肉のショーケース都市”と呼べるほどのエリアへと進化しています。
2020年以降になると、池袋には都心でも人気を集める焼肉ブランドが次々と出店し、街はさらに活気を増しました。
特に「うしごろ」や「ぐう」、そして「ボンズ」などの知名度の高い焼肉店が池袋に進出したことで、従来の地域密着型の焼肉文化に“全国区のブランド力”が加わり、池袋の焼肉シーンは一段と厚みを増していきます。
これらの有名店の登場は、池袋を訪れる焼肉ファンの層を大きく広げ、
「ラーメンの街」から「焼肉の街」への決定的なシフト を後押ししました。
高級、町焼肉、若手オーナー、新世代カジュアル、そして全国的ブランドが同時に存在することで、池袋は名実ともに“焼肉激戦区”として全国に名を轟かせることになります。
焼肉うしごろ 池袋店
050-5600-6507
東京都豊島区東池袋1-23-3 アスライン池袋 1F・2F
炭火焼ホルモンぐう 池袋はなれ
050-5456-7925
東京都豊島区池袋2-42-1 ミネオカビルNO3-2F
焼肉ホルモン ボンズ 池袋本館
050-5589-2356
東京都豊島区西池袋1-35-2 明徳ビル 1F
まとめ:池袋焼肉文化の魅力は“多様性”にある
戦後の大衆焼肉から始まり、叙々苑や町焼肉、あもん、黒5、若手オーナー焼肉、そして2020年代の激戦区化と、池袋は常に新たなスタイルを受け入れながら進化してきました。今では「誰が来ても自分好みの焼肉に出会える街」として、独自のポジションを築いています。
黒5について
黒5(くろご)は歌舞伎町と池袋に店舗を構える焼肉店です。2008年の創業以来、和牛の質、炭火焼き、そしてスタッフが全て焼き上げるスタイルにこだわり、池袋の“カジュアル和牛焼肉”の先駆けとして支持されています。

「焼肉 黒5」は池袋で創業して以来、変わらぬ味とこだわりを守り続けています。
黒5の店舗紹介|池袋と歌舞伎町に展開

店名:焼肉 黒5 本店
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目46−3 シーマ100ビル 1F
最寄駅:JR池袋駅西口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:年中無休
店名:焼肉 黒5 池袋東口店
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目42−16 ニードビル 2F
最寄駅:JR池袋駅東口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:年中無休
店名:焼肉 黒5 歌舞伎町
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-4 三経ビル1F
最寄駅:西武新宿駅 徒歩5分/新宿三丁目駅 徒歩7分
営業時間:18:00~翌5:00(L.O.4:00)
定休日:年中無休
公式Instagram:@kuro5yakiniku

