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焼き立てのハラミから溢れ出る、極上の肉汁に感動したことはありませんか?
皆様、こんにちは。黒5のそんどです。
焼肉店に足を運んだ際、まず最初に注文する定番メニューとして、あるいは中盤の主役として、多くの方が注文される大人気の部位が「ハラミ」です。網の上で香ばしく焼き上げられたハラミを口に運んだ瞬間、サクッとした柔らかい歯切れの後に、じゅわっと溢れ出る濃厚な旨味とジューシーな肉汁。あの瞬間の感動は、まさに焼肉の醍醐味そのものと言えるでしょう。

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しかしその一方で、別のお店でハラミを頼んだときに、「なんだか少し繊維っぽくて硬いな」「噛み切るのに苦労するな」「特有のクセやパサつきを感じるな」と、少しガッカリしてしまった経験はありませんでしょうか。実はハラミという部位は、非常にデリケートで個性が強く、扱い方によってその味わいや食感が天と地ほどに変わってしまう、極めて仕込みの難易度が高いお肉なのです。
私たち黒5では、創業以来お客様に「本物のハラミの旨さ」をお届けするため、独自のこだわりを貫き通してきました。その根幹にあるのが、一度も冷凍を挟まない純国産の「生(なま)ハラミ」の仕入れであり、そして職人がテーブルに届く直前までお肉と向き合い、手作業で一本一本の繊維に施す「隠し包丁(スリット)」の技術です。今回は、普段はお客様にお見せすることのない、黒5の厨房の奥で繰り広げられている仕込みの裏側と、お肉を極上に柔らかく仕上げる科学的な秘密について、詳細にお話しさせていただきます。
ハラミという部位の特殊性と、黒5が誇る「生ハラミ」の圧倒的な優位性

仕込みの技術についてお話しする前に、まずハラミという部位がどのような特性を持っているのかをご説明します。ハラミは赤身肉のような美しい赤色をしていますが、分類上はバラ肉やモモ肉のような「正肉」ではなく、内臓肉(横隔膜)に属します。背中側の薄い部分をハラミ、肋骨側の分厚い部分をサガリと呼びますが、どちらも横隔膜を動かすための非常に活発な筋肉です。
筋肉としての運動量が多いため、ハラミは繊維が非常に太く発達しており、鉄分(マイオグロビン)が極めて豊富に含まれています。これが、ハラミ特有の「濃い肉の旨味とコク」を生み出す源泉となっています。しかし、繊維が太いということは、そのままシンプルにカットして焼いただけでは、繊維同士が強固に絡み合い、噛み切る際に「硬さ」や「ゴムのような弾力」として感じられてしまう原因にもなるのです。

さらに、多くのカジュアルな焼肉店では、海外から長期保存のために一度冷凍されて運ばれてきたハラミを使用しています。しかし、お肉は一度冷凍してしまうと、内部の水分が膨張して巨大な氷の結晶となり、お肉の細胞壁をズタズタに破壊してしまいます。それを解凍する際、壊れた細胞から「ドリップ」と呼ばれる赤い液体となって、お肉の最も大切な旨味成分やアミノ酸、水分が外へと流れ出てしまうのです。ドリップが抜けた冷凍ハラミは、焼いたときにパサつきやすく、繊維が余計に硬く締まってしまいます。また、内臓肉特有の嫌な臭みが生じる原因も、この冷凍・解凍時の細胞破壊にあります。
だからこそ、黒5では仕入れからお客様の目の前の網に乗るまで、一度も凍らせないチルド管理の「純国産 生ハラミ」に徹底的にこだわっています。生のままで管理されたハラミは、細胞が一つも壊れていません。包丁を入れた瞬間にも、お肉自体が自らの内部に豊かな水分と旨味をしっかりと抱え込んでいます。この「生」ならではのポテンシャルがあって初めて、次に説明する職人の「隠し包丁」の技術が100%活きることになるのです。
職人が手作業で施す「隠し包丁(スリット)」に秘められた超精密な技
お肉のポテンシャルを引き出すために行う最も重要な工程が、職人による仕込みの最終段階、「隠し包丁(スリット)」の挿入です。隠し包丁とは、文字通り焼き上がった状態では目立たないように、お肉の表面に細かく切れ目を入れる和食や割烹の技法ですが、焼肉においてこれほど仕上がりに決定的な差を生む技術はありません。

黒5の厨房では、仕込みの際にお肉の繊維の流れ(走る方向)を職人が指先の感覚と視覚で瞬時に見極めます。ハラミの繊維に対して並行に包丁を入れてしまっては意味がありません。繊維の流れに対して斜め、あるいは直角に包丁の刃を滑らせる必要があります。しかも、その切れ目の深さはミリ単位でコントロールされています。浅すぎれば繊維を断ち切る効果が薄れ、深すぎれば焼いているときにお肉が網の上で崩れてしまい、貴重な肉汁が隙間から流れ出てしまいます。お肉の厚みや個体差による弾力を見極めながら、刃先にかける力を微妙に調節し、正確に「厚みの3分の2」や「半分」といった絶妙な深さまで、等間隔に美しいスリットを入れていくのです。
この作業は、機械で一括で行うことは絶対に不可能です。和牛のハラミは一枚ごとに脂の乗り方も、繊維の太さも、弾力もすべて異なるからです。熟練した職人が、お肉の個性を手のひらで感じ取りながら、一本一本の包丁の軌道を微妙に変えながら手切りすることでしか、この極上のスリットは完成しません。私たちの生ハラミの美しい飾り切りのような表面のカットは、単に見た目を華やかにするためだけではなく、すべてが計算し尽くされた職人の「機能美」なのです。
隠し包丁がもたらす3つの劇的なメリットと科学的根拠
では、この職人による細やかな隠し包丁は、焼肉の美味しさにどのような科学的・実践的な変化をもたらすのでしょうか。主に3つの劇的なメリットがあります。

メリット1:繊維を断ち切ることによる「とろけるような極上の柔らかさ」
前述の通り、ハラミは横隔膜という非常に強固な筋肉であるため、そのままでは噛みごたえが強く残りやすい性質があります。職人が手作業で繊維に対して斜めに無数のスリットを入れることで、硬さの元となる太い筋繊維が細かく分断されます。これにより、お客様がお肉を口に含んで噛んだ瞬間、歯がすんなりと肉に入り込み、力を入れずともサクッと簡単に噛み切れるようになります。「ハラミなのに、まるで上質なヒレ肉のようにとろける」とお客様に驚いていただける柔らかさは、この物理的な繊維の切断によって生み出されているのです。
メリット2:急速な熱伝導による「肉汁の完全封じ込め」
お肉は加熱時間が長くなればなるほど、内部のタンパク質が凝固して水分が押し出され、どんどんパサついて硬くなってしまいます。しかし、分厚い生のハラミを中までしっかり温めるには、通常はそれなりの時間火にかける必要があります。ここで隠し包丁が力を発揮します。お肉の表面にスリットが入っていることで、熱の侵入経路(表面積)が飛躍的に広がります。炭火の強烈な熱風と遠赤外線が、この無数の切れ目の奥深くまで一瞬にして入り込むため、お肉の芯温度が短時間で急上昇します。外側を香ばしく焼き上げるのと同時に、内側にも素早く最適なミディアムレアの熱を行き渡らせることができるため、お肉全体の加熱時間を最小限に抑えることができます。結果として、お肉の水分が蒸発する「熱損失(クッキングロス)」を極限まで防ぎ、旨味を含んだフレッシュな肉汁をお肉の内側に完全に閉じ込めることができるのです。
メリット3:タレの絡みと炭火の香り(燻香)の「最大化」
表面が平らなお肉に比べて、無数のスリットが施されたハラミは表面積が何倍にも広がっています。これにより、黒5秘伝の自家製揉みタレが、お肉の隙間へと満遍なく均一に入り込みます。また、お肉を焼く際に、炭火の上に落ちた上質な脂が煙となって立ち上り、お肉を優しく包み込む「燻香(くんこう)」ののり方が劇的に良くなります。スリットの凹凸にタレの旨味と炭の香ばしい薫香がしっかりと引っかかり、お肉自体のジューシーな脂と見事に融合します。お肉を口に入れた瞬間の風味の広がりとパンチ力が、隠し包丁によって何段階も引き上げられているのです。
最高の仕込みを100%活かす、備長炭フルアテンドによる「完璧な火入れ」
どれほど職人が仕入れにこだわり、厨房で完璧な隠し包丁を施したとしても、それを網の上で焼きすぎて炭のようにしてしまったり、逆に火力が足りずに生ぬるい状態で提供してしまっては、これまでの仕込みの苦労はすべて泡と消えてしまいます。特に一度も冷凍していない純国産の生ハラミは水分量が多いため、火入れの加減が非常にデリケートです。

だからこそ、黒5では創業時から「フルアテンド(お客様の目の前でスタッフが完璧にお焼きするスタイル)」を頑なに守り続けています。テーブルに置かれた七輪には、最高品質の備長炭が真っ赤に熾されています。備長炭はガス火と異なり、燃焼時に水分を一切放出しないため、お肉の表面をカリッとクリスピーに焼き上げながら、強力な遠赤外線効果でお肉の深部まで均一に素早く熱を届けることができます。
お肉を網に乗せるタイミング、スリットの開き具合を見極めながらお肉を裏返す一瞬の判断、そしてお肉の内側に閉じ込められた肉汁がプツプツと表面に浮き上がってくる「黄金の瞬間」。これらをすべて熟知した当店のプロスタッフが、一切の妥協なく最高の状態に焼き上げます。焼き上がったハラミは、表面は炭の香りをまとって香ばしく、隠し包丁の切れ目は網の上でふっくらと開き、内側には透き通るような美しいピンク色のレア感が残っています。お客様には、最も美味しい状態でお皿に差し出された瞬間を逃さず、そのままお口に運んでいただくだけ。焼きの失敗によるガッカリ感は絶対に与えません。これこそが、私たちが自信を持ってお届けする、黒5のサービスの真髄です。
一口の感動のために。今夜も極上のハラミをご用意してお待ちしております

外食でのお肉の価値や価格が高まっている今だからこそ、私たちは仕入れた命の全てを最も美味しい形で召し上がっていただきたいと願っています。職人が包丁を研ぎ、お肉の繊維と対話しながら一枚一枚に命を吹き込む仕込み。そして、スタッフがお客様の目の前で炭の炎と対話しながら仕上げる焼きの技術。そのすべては、お客様が一口食べた瞬間に見せてくださる「美味しい!」という笑顔のためだけにあります。
黒5の生ハラミは、ただ美味しいお肉という枠を超えた、私たちの情熱と技術が詰まった作品です。ぜひ、お店にお越しの際は、その柔らかさと溢れる肉汁の奥にある職人たちの仕込みの技にも想いを馳せながら、ゆっくりと味わってみてください。いつもとは少し違う、より深い味わいを感じていただけるはずです。
本日も、池袋本店、池袋東口店、そして新宿歌舞伎町店にて、職人が完璧に仕込んだ生ハラミと、真っ赤に熾した備長炭をご用意して、皆様のご来店を心よりお待ちしております。特別な日のご会食や、ご友人・ご家族との楽しい時間に、私たちの極上の焼肉をぜひお役立てください。

- 炭火焼肉 黒5 本店
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