焼肉で人気の高い「ハラミ」。
赤身のような見た目ですが、実は内臓系に分類される“横隔膜の筋肉”です。
肉質は繊維が太く、水分を多く含み、加熱の仕方で驚くほど食感が変わります。

多くの人が勘違いしている「焼かない方が柔らかい」という思い込み
一般的には「ハラミはさっと焼くほうが柔らかい」と言われます。
でも、実際にはこれは大きな誤解です。

表面だけ急激に焼くと中はまだ生で、肉汁は中に閉じ込められず、
時間が経つほどに表面は固くなり、中は生臭くなってしまいます。
ハラミは“ゆっくりと中まで温度を上げていく”ことで、
繊維コラーゲンがほぐれ、驚くほどしっとりした食感に仕上がります。
黒5流:10秒ごとにひっくり返す“反復加熱法”
黒5では、お肉を一箇所に置きっぱなしにはしません。
10秒ほど焼いたらすぐに返す──それを繰り返し、
両面から均一にじっくり火を通します。

火が強すぎると外だけ焦げて中が冷たいまま、
逆に弱すぎると水分が抜けて旨味が飛んでしまいます。
そのため、炭の上に炎が立たない中火の安定した遠赤外線ゾーンで焼くのが理想です。
ハラミは繊維が斜めに走っているため、焼きながら軽く押して弾力を確認し、
指で触れたときに「プルン」と跳ね返る程度がベストです。
厚切りハラミは2〜3センチが理想

黒5では、ハラミは厚切りで提供しています。
厚みがあることで肉汁が中にとどまりやすく、
“中はレアでも表面は香ばしい”という絶妙な状態を作り出せます。

薄切り(7〜8mm)でも、とにかく動かす。
10秒ごとに返し、表面が乾かないように火を分散させるのが黒5流。
これにより筋繊維が縮まず、肉がふっくらと仕上がります。
黒5とは
「焼肉 黒5(くろご)」は、
東京・新宿歌舞伎町と池袋に店舗を構える焼肉店です。

特徴は、お客様自身が焼くのではなく、
スタッフが“最も美味しい状態”で焼き上げるという独自のスタイル。
創業当初から「焼き方こそが味を決める」という信念を掲げ、
全スタッフが“焼き奉行”として、日々焼きの技術を磨いています。
炭の温度管理、肉の厚み、脂の溶け具合──
すべてを計算して焼き上げるからこそ、
同じ部位でも一枚一枚が違う表情を見せます。
黒5ではこうして焼いています
黒5のハラミは約2cmの厚切り。
まず片面を10秒焼いたら裏返し、また10秒。
それを10回以上繰り返します。
時間にするとおよそ2分半〜3分。

決して一気に焼かず、肉の表面温度を均一に保つことで、
中心がしっとりと仕上がり、肉汁があふれ出すことなく中にとどまります。
焼き上がりのサインは、肉の表面にうっすら汗のような肉汁がにじんだ瞬間。
そのタイミングで切れば、ナイフを入れた瞬間に“旨味の滝”が流れ出します。
黒5では、お客様の目の前でその瞬間を逃さず焼き上げる。
これが、どんな高級肉よりもハラミを美味しくする──
黒5の“火入れの哲学”です。

「焼肉 黒5」は池袋で創業して以来、変わらぬ味とこだわりを守り続けています。
黒5の店舗紹介|池袋と歌舞伎町に展開

店名:焼肉 黒5 本店
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目46−3 シーマ100ビル 1F
最寄駅:JR池袋駅西口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:年中無休
店名:焼肉 黒5 池袋東口店
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目42−16 ニードビル 2F
最寄駅:JR池袋駅東口 徒歩5分
営業時間:17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:年中無休
店名:焼肉 黒5 歌舞伎町
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-4 三経ビル1F
最寄駅:西武新宿駅 徒歩5分/新宿三丁目駅 徒歩7分
営業時間:18:00~翌5:00(L.O.4:00)
定休日:年中無休
公式Instagram:@kuro5yakiniku

